#1Ping測定
Ping(ピング)とは
Pingは ネットワーク上のサーバーまでパケットを送って戻ってくるまでの往復時間(RTT: Round Trip Time) を ミリ秒(ms)単位で測ったもので、 通信のレスポンス(応答性)を表す代表的な指標です。 ダウンロード速度(Mbps)が「どれだけ大量のデータを運べるか」を示すのに対し、Pingは「ひとことのやり取りにどれだけ時間がかかるか」を示します。 オンラインゲームやビデオ会議のように 細かい応答性が体感を左右する用途 では、Mbps よりも Ping の方が重要になることが多いです。
ジッター(Jitter)とは
Pingが「平均何msか」だとすると、ジッターは 「Pingの値がどれだけ揺らぐか」 を表します。 たとえば 10回の測定で「30, 32, 28, 35, 31, 40, 29, 33, 30, 31 ms」のように振れ幅があると、平均は約32msでもジッターはそれなりにあります。 ジッターが大きいと、平均は良くても FPSのワープ・ボイスチャットの途切れ・ストリーミングのコマ落ち として体感されます。
Pingの目安
20ms以下: 非常に良好。プロFPSプレイヤーが好む水準。
20〜50ms: 快適。ほとんどのオンラインゲーム・ビデオ会議で問題なし。
50〜100ms: やや遅延感あり。MMOやカードゲームなら問題ないが、対戦FPSでは不利。
100〜200ms: 明確な遅延。ボイスチャットで会話の不自然さを感じ始める。
200ms以上: 海外サーバー / 重い経路 / Wi-Fi電波劣化 / 一部のキャリア回線で起こりがち。
Pingが悪い時の改善策
(1) 有線LAN化: Wi-Fiは電波状況で大きく揺らぐので、対戦ゲーム用途では LAN ケーブル直結が最も効果が出やすい改善策です。
(2) ルーター近接: Wi-Fiしか使えない場合は、ルーターと同じ部屋・障害物の少ない場所に移動する。
(3) 5GHz帯を選ぶ: 2.4GHz は電子レンジ等の干渉を受けやすいので、5GHz 帯(or Wi-Fi 6E の 6GHz)が空いていればそちらに切り替え。
(4) 混雑時間を避ける: 夜21〜23時はISP網が混雑しやすい時間帯。
(5) ISPの変更検討: 同じ地域でも IPoE / IPv6接続対応のISPは比較的安定しやすい傾向があります。
OSのpingコマンドとの違い
Windowsの ping コマンドや、コマンドラインの ping は ICMPプロトコルでパケットを送ります。 一方、本ツールはブラウザからのHTTPリクエストの往復時間を測定しています。 HTTPの方がプロトコル処理が重いため絶対値は ICMP より大きく出る傾向がありますが、「実際の Web/ゲーム/動画通信に近い」という意味で、生活に直結する遅延感を判断する用途には適しています。
Ping(応答速度)とは
Pingは、データを送ってから返事が返ってくるまでにかかる時間のことです。単位はミリ秒で、この数字が小さいほど反応が速い回線ということになります。
回線速度が「一度にどれだけ運べるか」を表すのに対し、Pingは「どれだけ待たされるか」を表します。太い道路でも信号待ちが多ければ目的地に着くのは遅い、という関係に似ています。
オンラインゲームやビデオ通話では、回線速度よりこのPingのほうが体感に効いてきます。速度が十分あるのにゲームでラグを感じる場合、疑うべきはこちらです。
数値の目安
もうひとつ大事なのが「ジッター」です。これはPingのばらつきを表す数字で、平均が良くても値が大きく揺れていると、動きがカクついたり通話が途切れたりします。平均値だけでなく、安定しているかどうかも見てください。
| Ping | 評価 | 体感 |
|---|---|---|
| 〜20ms | 非常に良い | 対戦ゲームでも不利を感じません |
| 20〜50ms | 良い | ほとんどの用途で快適 |
| 50〜100ms | 普通 | 動画や通話は問題なし。対戦ゲームでは気になることも |
| 100ms〜 | 遅い | 操作と画面のずれを感じます |
応答速度を改善するには
- Wi-Fiをやめて有線でつなぐ。最も効果が出やすい対策です
- ルーターとの距離を縮める、間に壁を挟まないようにする
- 同時に通信している機器やアプリを減らす
- ルーターを再起動する。長期間の稼働で不安定になることがあります
- 混雑する時間帯を避けて試す
遠くにあるサーバーほど、物理的な距離のぶんだけ応答に時間がかかります。海外のサーバーで数値が悪いのは異常ではありません。